
HSPにはフルタイム勤務は向いていないのかもしれない
そんなふうに感じていませんか?
しののめ自身、HSP気質でフルタイム勤務に限界を感じ、心身ともに疲れ果ててしまった経験があります。
子育てや家事と両立しながら働く中で「もう無理」と感じたしののめが、思い切って扶養内パートに働き方を変えたことで、心と体に余裕を取り戻しました。
この記事では、
- HSPがフルタイム勤務で感じるつらさの具体例
- 働き方を変えたことで起きた心の変化
- 現在の扶養内×副業(ブログ)生活のリアル
を、実体験をもとに詳しくご紹介します。
「HSPでも自分らしい働き方ができる」
そんな希望を届けられたら嬉しいです。
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HSPしののめがフルタイム勤務に限界を感じた理由
1. 長時間働いた後も「家事育児」が待っている現実
働く時間が長いだけでもしんどいのに、帰宅すれば家事や育児が待っている。
HSP気質のしののめは、常に気を配ってしまう・空気を読んでしまう・タイプなので、職場での疲労が抜けないまま家庭に戻ることがとてもつらかったです。
外ではいい人を演じてしまうのに、家ではイライラMAX!
同じくフルタイムで働く夫には「仕事しかしてないくせに」と思ってました
2. 「申し訳なさ」で消耗する毎日
子どもが小さかった頃、どうしても休む回数が多くなり、「またか」と思われているのでは…と毎回申し訳なさを感じていました。
「子どもがいるから仕方ない」と開き直れる人が羨ましかったです。
常に周囲に気を遣ってしまうHSPならではのつらさでした。
3. 優しくなれない自分にさらに落ち込む
心に余裕がないと、人にも優しくできません。
職場でも、家庭でも、自分が消耗しきっていて、イライラしてしまう自分にも自己嫌悪。
どんどん心のエネルギーが削れていきました。
フルタイムを辞めたときの気持ちとその後
「行かなくていい」「会わなくていい」解放感
辞めたときにまず感じたのは、「もうあの職場に行かなくていいんだ」「あの人たちに気を遣わなくていいんだ」という解放感と安心感。

でも、初めての無職という不安も大きかったのを覚えています。
扶養内勤務で「心に余白」ができた
現在は1か月60~80時間の勤務。
休みが多く、家族の予定にも合わせやすい。
お願いしなくても自然に休めるというのは本当に大きなメリットでした。
職場が近いので大雪の日でも安心ですし、休みがあるから気持ちに余裕ができて、職場でも家庭でも優しくなれました。
フルタイム時代の自分とはまるで別人に
- 明日休みだと思えば、嫌なことも我慢できる
- 急に涙が出る、眠れない…そんな不調がなくなった
- 掃除や片付けもできるようになり、家が整っていく
- フルタイムで働く夫に感謝できるようになった
- 週3、4でヨガやピラティスに通えるようになった
フルタイムを辞めてから、引っ越して10年、一度も掃除機をかけていなかった部屋に、初めて掃除機をかけることができました。
フルタイムの辛さを知っているので、夫にも優しくできるようになりました。
家族が帰宅したら、整った家で、ご飯がすぐ食べられるようにしたいという気持ちが湧いてくるようになりました。
夫曰く、笑顔で出迎えられることが格段に増えたそう。
心の余裕のおかげかな?
さらに、心と時間に余裕が生まれたことで、以前は夢にも思わなかったホットヨガやマシンピラティスに通うことができるように。
体を動かすことで気持ちも整い、生活全体が前向きに変化していきました。
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お金の不安と、副業としてのブログ
扶養内での収入減は現実
もちろん収入は減りました。
携帯は大手から格安に、車は一台に減らし、保険も見直しました。
必要な固定費を下げる工夫で何とかなっています。
「ブログ」なら、私にもできるかもしれない
働く時間を増やすのではなく、「好きなことを活かして稼ぎたい」と思い、ブログを始めました。
まだまだ生活できるレベルではないですが、仕事で嫌なことがあったときには「ブログで稼いで辞めてやる!」とモチベーションにしています(笑)
同じように悩むHSPさんへ伝えたいこと
- 「体力がなくて寝込む」より、急に涙が出る・眠れないといった症状で限界が来る人もいます
- 「他の人は普通に働けてるのに…」という罪悪感、しののめもたくさん感じました
- 休みの日に寝るだけで終わっていた日々。今は少しずつ、生活を楽しめるようになっています
まとめ
HSPだからフルタイムが無理なわけではありません。
でも、HSPにとって「しんどい職場環境」や「長時間の拘束」が心と体に与えるダメージは、想像以上に大きいです。
もしあなたが「もう無理かも」と思っているなら、それは甘えではありません。
「辞めたら終わり」ではなく、「辞めたら始まる」こともある。しののめ自身がそう感じたように、あなたにも新しい働き方の可能性があることを、心から伝えたいです。